コートのところで（なわとびがあるつもりで）びょんびょん飛んで見せる。

「みーづっきさん。おっはいんなさい。」

「…。」

だんまりな観月。ベンチにどっかと座ったまま動こうとしない。

「うーわ、ノリ悪っ。ほらほらぁ。試合しようよぉ〜。」

「嫌です。」

ぐいぐい腕を引っ張る。それを無視してそっぽを向く観月。

「そんな、いくらあのスマイリー君にけちょんけちょんにされたからって拗ねないの。」

「うるさい。黙ってろ。」

ギロン、と睨む観月。さして効いていない模様の。

「キャー、怖い観月ぃ。確かに私じゃ相手にさえなんないかもだけどさ、ほらー。

　アヒル沢もユタも試合してるんだよー。」

二人を指差す。向こうから「誰がアヒル沢だーね！」と柳沢の文句が聞こえる。

「そんな事僕の知ったこっちゃない。」

「知れ！ねー、お願いだから観月、せめてワンセットー。」

手を掴んでぶんぶんと振りまわす。

無視しつづける観月。

「…。」

「…んー、じゃあ５ゲーム！」

「…。」

キラリ、と目を光らせ、観月の顔を覗きこんでのの一言。

「…私に負けるの、怖いの？」

カッチーン、と来た観月。

もちろん猛抗議。

「怖いわけないじゃないですか！だいたい、貴方が僕に勝つなんて有り得ませんね。

　ろくにサーブだって入らないくせに。」

「失礼ね！サーブ入るもん。…セカンドサーブだけど。」

だいたいファーストサーブはフォルトに終わるらしい。（ノーコン！ノーコン！）

「ほらみなさい。んふっ。」

独特の笑みを浮かべる観月。

「……ふふふ…。」

その様子を見て（怪しく）笑む。

「なんですか、気持ち悪いですね。」

「ひどっ、気持ち悪いって！自分の彼女に対して言う台詞じゃないわね…。」

宝塚（もしくはエー●を狙え）調に倒れ込んでよよよと泣きまねをする。

「そんな怪しげな笑いをする人を彼女にした覚えはありませんよ。」

ボヤッキー顔負けのボヤキを披露する。

「なにか言いましたか？」

観月は地獄耳か聞き耳頭巾を持っているに違いない。

「いーえ、何も言ってませんよ。」

「ま、どうでもいいですけどね。」

と、の腕を掴んでどこかへ行こうとする観月。

「観月ちゃん？ちょいと、どこへ行こうって言うんだい？」

がそう聞き返すと、そりゃあもう極上の笑み（真っ黒。）を浮かべる観月。

「んふっ。いい所ですよ。」

とおおっても嫌な予感のする。

「…観月。私試合がしたいなーって言ったんだけどなぁ…。」

「僕はしたくないんです。」

「だって今さっき…！」

「試合をする、なんて僕は一言も言ってませんよ？」

さあ、前の文を読み返してみよう…

「ずっるい！！てっきり試合すると思うじゃん！！」

だだっこの様に暴れるを、いとも容易く引っ張ってゆく観月。

「それはの受け取り方が悪いだけです。」

「そうじゃないよ！観月の巧妙な作戦がいけないんだぁっ！！」

「よく巧妙、なんての学力からは難しい言葉を知っていましたね。」

本気で驚いたような顔をしてみせる観月。

「おちょくってんでしょ！」

「いえ。遊んでいるだけです。」

心底楽しそうな観月。

「（こいつ…。）…観月嫌いになっちゃうぞ。」

「（うっ…。）出来るものなら。」

「言ったね！？ふーんふーん、あっそ。裕太ー！！浮気しよー！！」

向こうから「なに問題発言してるんスか先輩！！」との声。

おそらく明日裕太は地獄を見るだろう。（合掌）

「…分かりました、分かりましたよ。試合してあげます。」

「ホント？ホント！？やった！」

「（！！）」

超絶怪しい笑いを浮かべる観月に、嫌な予感感じまくりの。

「はああっ！？」

「さ、行きますよ。んふっ。」

「だあっ、卑怯ものー！！」

この後は、本気を出した観月にけちょんけちょんにされ、

計６回の愛情たっぷりなキスを頂いた……。

最期（お）わっとけ。

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後足掻き

書きたくなったんです。アニプリ見てたら。アホいやつを。そしたらこんなになった。

観月は好きだ。大好きだ。ガキっぽいとこもあって可愛い。題名は「どうしたの？」と

言う意味。簡単な英語だから分かりますよね。中学の教科書にこの英文があって、妙に

印象的です。何でなんだろう？ああー。観月で遊びたい。観月に弄ばれたい。（危険☆）

なんだろう…欲求不満…？いや、久々にアニプリで観月を見たから興奮しているだけ

かもしれない。まあいいや。そんな感じ。

　２００３・２・２６　月堂　亜泉　捧