いつもの中庭。

 

ぽかぽか陽気の昼下がり。

 

 

私は友人のと共に、穏やかな昼ご飯を食べていたというのに…。

 

 

 

 

 

 

 

 

昼に私をキレさせるなーーー!

 消化が悪くなんだろが!!

 

 

 

 

 

 

 

私は箸をくわえながら二年の内村京介に跳び蹴りを喰らわせた。

ついでに隣にいた森辰徳も吹っ飛んだが…

 

 

まあいい。(凄く良くない)

 

 

 

ちゃん、お箸喉に詰まらせないように気をつけてね。

 

のいつも通りにズレた言葉を聞きながら私はお代官さながら、

 

「このっ、最強風紀委員、様の御前を何たるかっこで通る気だあっ!?」

 

頭をガッと音がするくらい掴む。

 

帽子脱げやオラーッ!!

「や、やや、やめてください、先輩!」

ちゃん、外はでいいにしようよー。」

 

 

 

 

森に止められ、に諌められ(?)私は渋々お弁当タイムを再開したのだった。

 

 

 

☆規律☆

不動峰Var

 

 

 

不動峰中の風紀委員、それは多分、委員会の中で最も嫌がられる部類のもの。

でも私は自らこの委員会を選んだ。なぜなら…指導している時…、

 

 

うん、やっぱり私は風紀委員になるべくして生まれたんだね☆

 

 

 

 

 

「う〜、胃がぐるぐるするぅ…。」

 

放課後。どうも午後の授業から治らない胃の消化不良をに訴える。

 

「それは食後すぐ動いたからだよ。」

「いや、多分違う。」

 

うーん、やっぱり昼にカスタード&バタークリームパイのチョコレートがけを

2個は辛かったかな?

まあいっか。食べるもの食べないと風紀委員はやってられないからねっ。

教室の机に突っ伏しながら、私は窓の外に目を向ける。

 

!!

「どうかしたの?ちゃん?」

「あいつらぁ〜!」

「あっ、ちゃん、上履きで出ていったら後で裏を拭かなきゃならないよー?」

 

上履きで出ていかないで、とか、

いくら一階だからって窓から出ていかないでとかは

言わないと分かってたけどまさかそう来るとは…とか思いつつ、

私は目前のターゲットに追突した。

 

 

 

「リズムにの…うわああっ!!」

 

 

ずじょどごべしゃあっ!

 

 

神尾アキラーっ!おんまえ何て挑戦的なコトしてやがるっ!」

「な…なっ…」

 

金魚さながら口をパクパクさせている神尾に、私は容赦せず。

 

「清潔感のある髪型は学生にとって常識!!視力低下に拍車をかける気か貴様!!」

「いててっ、先輩、ひっぱんないでくださいよ!!」

問答無用!!

 

私は眉を整えるハサミ(小さい)のを取り出す。

本当は髪を切るハサミがあればいいんだけど、持ってると銃刀法違反かなって。

 

「待って待ってちゃん。これ使って。」

 

靴を履いて後を追ってきたが渡してきたのは、

 

ピンクのビーズの飾りがついた、可愛らしいヘアピン

 

 

((((((ある意味一番嫌だッ…!!!!!!))))))

 

「まあ、この際だから仕方ないわ。さあ覚悟しなさい!!」

 

いそいそと神尾の髪を留め始めたを満足な表情で見て、次のターゲットを物色…

と思ったら。

 

 

 

 

 

 

 

逃げるなーーー!!

てめーーらあっ!!!!

 

私は逃げ出す他の部員達を、

 

ウエスタンポリスさながらを放り投げる。

 

「かっこいー。ちゃん、いつの間にそんな芸当を身につけたのー??」

「いや、いつかこんな日もあろうかとね☆」

 

普通女子中学生の懐に縄が入っているところ辺りからしてどこか…いや、全体に

 

 

 

かなりズレている

 

 

「おい、何を騒いでいるんだ?」

「「「「「「橘さん!」」」」」」

 

部長会が終わってやってきた…ボスが。

 

「おいおい、、いくらなんでもここまでしなくても…。」

「いーえ。させてもらうよ?再三の注意の末だからねぇ?」

「いや、でもこいつらは…。」

「ほう…橘くんはこの子らをかばうとね?」

当たり前だ!俺はこの男子テニス部の部長なんだからな!」

「「「「「「「橘さんっ!!(涙)」」」」」」」

 

くぁー、青春してるね。でも、そんな事関係無い。

 

 

「んじゃま…全員まとめて

風紀委員長的

超絶指導―――――!!!

 

 

 

 

 

 

ちなみに、指導は『鉄拳』じゃなくて、

平和かつ穏便に。

 

髪の長いものはが綺麗に結び、

整髪料で整えてるのは私がもれなく洗い流し、

綺麗なマッシュルームに整えた(ちょっと笑ったけど。)

 

―、テニス部みたいな青春のノリで指導ってどう?」

「んー?ちゃんには無理だよぉ?」

「どうしてー??」

「ひと世代昔の体育教師だもん。」

「……。」

 

 

今日もまた、元気に指導していこうとちょっと誓い直し。

 

 

 

 

 

 

えんど。

 

 

 

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後足掻き

峰っこは単身で指導するよりも、一斉にしようかなと思って出来たこれ。というか、

ヒロインの持ち物が毎回だんだんと禍禍しいものになってきてますね。普通に髪切る

ハサミもってたほうが、よっぽど普通(笑)。あと、私的に神尾がリズムに乗る寸前で

ヒロインに突撃されるシーンを書きたかった。そして書いた。すごい効果音になりました。

そういえば友人に言われた一言。「これっていつも展開にてるけど面白いのは、水戸黄門

みたいなんだね。」…水戸黄門…。どうしよう、入浴シーン作らなきゃ(違)

 2003・9・18 月堂 亜泉 捧

 

 

 

 

 

 

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