☆規律☆

 

 

青春学園風紀委員会。

そのモットーは、規律を守り、生徒の学校生活の向上を図る。

まあ、難しく言えばこうなる。

ぶっちゃけて言えば、

風紀を乱すやつは、(生徒会&先生というバックにいる権力の名のもとに)

 

 

 

 

 

問答無用で指導☆

 

 

…と。

 

 

「桃城ーっ!!」

「んあ?」

風紀委員的指導ォォォォォ!!!!!!!!!!

 

 

ドゲシャッ!!

 

「いってて…何するんすか!」

「風紀委員的指導。貴様この風紀委員長でもある 様の前でジュースを

 歩き飲みとはいい度胸ね!!!」

「だからって飛び蹴りするこたぁないっすよ!!」

「改善の余地が無いんだから仕方ないでしょ!」

 

そこへやってきたのは1年。

手にはファンタの缶。

 

越前―!!!貴様もかー!!!

 

本日二度目の飛び蹴りは、テニス部1年のルーキーにクリティカルヒットさせました。

 

 

 

 

 

 

「お勤めご苦労様です!様!!」

 

親友で、同じ風紀委員をしていると、おふざけでビシッと敬礼してみる。

これは、私達の日課でもある。

 

「はいはーい。今日も朝から二人ゲットよー、。」

「今日はどなたとどなた?」

「桃城、越前。今一番マークしているやつらよ。」

「わお、朝から大物ゲットー☆」

 

二人でガシッと腕を組んでにやりと笑う。

 

「風紀委員はぁーっ!!」

「青春学園っー!!」

 

「「L☆O☆V☆E☆ラーヴ!!!!」」

 

 

 

 

こんな調子で日々私達は活動しているのだ。

最近の私の活動状況

 

 

1・男子テニス部員校内での飲食指導(本日は飛び蹴りにて処理)

2・男子テニス部員校外の活動指導(寄り道等)

3・男子テニス部員校内での器物破損(一部の者に限る)

4・男子テニス部員の…(以下略)

5・(以下略)

(以下略)…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく。

 

 

あの男子テニス部は問題だらけだ!

 

 

「どうしてそこまでうちの部を問題視するんだい…?」

「事実よこれは!!」

「俺は風紀を乱すような事してないよ。」

「じゃあ(大石を除く)男子テニス部員!」

「小さいよ、注意書きが。」

「その髪形がね!」

「っ!!??」

清潔感というより不信感を与えるよ、その髪形は!一体どうなってるのか誰もが

 知りたくなる!!ほらほら!!!」

、大石君だけは許してあげよっていったじゃない。」

「だー、わーってるけどさぁっ…。ダメなんだよね―。」

「目の敵にしてるなぁ…。」

 

 

ピンポンパンポンッ♪

 

「そういえばさあ、放送のチャイムって何が音源なんだろうね。

 ピアノって感じじゃないし…やっぱ鉄琴かな?」

「どうでもいいから静かにしなって、。」

 

<連絡します。生徒会の生徒、各部活の部長は、今日の昼休み、1時に会議室に

 集合してください。繰り返します。生徒会の生徒…。>

 

「あらら、召集かかったわ。今日の昼…一時ね。」

「あれ?今、生徒会って言ったよな。」

「うん、風紀委員は委員会なんだけど、委員長だけは生徒会に属す事になるの。」

 

そこんとこが複雑なんだけどね。

でもっ、そのおかげで私はこうして悪質男子テニス部の駆除…じゃなかった。

徹底指導が行えるってワケなのよん☆

 

「委員長!!行ってらっしゃいませ!」

「はいっ!行って来ます!あとをよろしく、!」

「アイアイサー!!」

 

元気よく教室を出ると、そこでばったり出くわしたのは…。

 

「陛下!!?」(※陛下=手塚)

「…なんだ、陛下って。」

「あー、ドントウォーリー手塚君。こっちの話だから。」

「…。」

 

行き先も同じだから、何となく成り行きで陛下…じゃなくて、手塚と一緒に

会議室へ行く事に。

 

「珍しい取り合わせ、みーっけ。」

「!!」

「本当だ。なかなかありえないよね。」

 

3−6の前を通った瞬間に聞こえた声。

 

「菊丸に不二か。」

 

 

 

ああああああ―――――――っ………。

指導したい。

むしろ今すぐ飛び蹴りしたい

回し蹴りでもいい

…あ――――………!!!!!!!

その髪の毛!!!イライラするわー!!

男子がずるずる髪のばしすぎ!!(そんなにずるずるしていない)

キュートな外跳ねは女子の特権!!(偏見)

 

「フフ…ずいぶん怖い顔してるね、。」

負け!」(声が歪んでいる)

「二人でにゃにしにいくのー???」

「委員会だ。」

 

陛下…国民の指導はしっかりと…。

なんならあたいが代わりに…!!!

 

、行くぞ。」

「あ、あああ、うん!!」

 

あ――――…私とした事がっ!見逃すだなんて…。

でも仕方ないわ…。こうなったらあとで徹底指導ね。うっし。

 

 

 

 

 

 

 

「え―…では。次の議題に移りたいと思います。」

「生徒会長。」

「副会長、何ですか。」

「ちょっとここで…話しておきたいことがあるんですが。」

 

陛下も知らないのか?なんか謎な顔してるけど…と言ったって眉間のしわがどうとかいう

レベルの問題だけどね!

 

「ここ2〜3日、青春学園にクレームが来ています。どうやら放課後に問題が多い様です。

 そして、中でもテニス部は…。」

「うちの部のものは、そんな事はしていない。」

 

手塚が睨む。うわ、怖ッ…。副会長も一瞬身じろいだけど、また続ける。

 

「でも、苦情が来ている事は確かなんです。ですから、テニス部は2週間の部活停止を

 求めたいと思います。」

 

ちょっとまて?2週間って…大会が近いんじゃなかったかしら?そんな中で練習できない

なんて、負けなさいって宣告と同じじゃない!

 

「ちょっと待った!!!!!」

「っ、風紀委員長、発言は挙手にて…。」

ンなこと関係あるかぁっ!!!!

 

私は思いっきり机を叩いて、

 

「だいたい、なんでやった奴らがテニス部だって分かんのよ!!ひょっとしたら誰かが

 そういう噂を流布しただけかもしれないのに!!だいたいねえ、勝手過ぎるわよ!

 事実だってないし、テニス部はきちんとした功績だって収めてる!他の頑張ってる

 やつらはいい迷惑だよ!なのにどうして、犯人とっ捕まえてそいつを処罰するだけに

 留めないの!?」

 

息が上がるほどに発言した私。その場はシンと静まり返る。

あれ?…どうしてだろ。

私、テニス部のこと目の敵にしてるはずなのに、これじゃ弁護してるじゃない…。

 

の言うとおりだと思うよ。」

「!!」

「!…乾、河村、海堂に…菊丸に不二まで。」

「オレもいるよ。」

「越前。」

先輩、こいつが犯人。」

 

越前が指差したのは、河村と海堂に取り押さえられている二人の男子。

テニス部員じゃない。

私が前に(鉄拳チョップにて)指導した事があるやつらだ。

 

「この二人、テニス部の名を語ってずいぶん悪さしてくれたみたいなんだ。」

「俺が調べたところ、クレームの電話をかけてきたのは二人の親みたいだよ。」

「親子そろっていやな事をしてくれたよね。」

「いい迷惑なんだけど。」

「フシュー…。」

「わあっ、すいません、すいません…もうしませんから、許してください―!!」

 

二人は慌てて謝った。うーん、こいつら絶対二人になんか恐ろしいコトしたんだろう。

 

、どうする?風紀委員長に任せるよ。」

「先輩の好きにしていいっすよ。」

 

ふうーん、好きにしていいって言ったね?

じゃあ遠慮なく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風紀委員長的

超絶指導―――!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうして庇ったの?テニス部。」

「さあ。」

「さあって…あんなに毛嫌いしてたのに。」

「知らないよ、そんな事。ただ私は風紀を乱すやつが嫌いなだけっ。」

「でも、テニス部員のやつらは気に入っちゃってると?」

「なっ、なわけないでしょ!!」

 

と、目の前にはいそいそとゲームセンターに入っていこうとするテニス部員。

 

コラーッ!!!!!!

 

 

私はまだまだ男子テニス部の風紀を正していくわよっ!

でも…まあ、

 

 

ほんの少しなら、許してやる、か。

 

 

 

 

 

 

 

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後足掻き

アホいノリの逆ハー。何を隠そう、これは私が夢に見たものを元ネタにしてます。

オチのあたりは考えましたけど。桃に、「風紀委員的指導―!」と飛びげりを食らわせたの

はホントに夢で見ました。風紀委員は憧れましたねえ…。何となくいい響き☆(謎)

今回、テニス部員に愛されてる感はあんまりないですが、多分友情っぽいものは

目覚めてるんでしょうなあ。(無責任)あー、飛びげりしたい。(恐)

 2003・4・11 月堂 亜泉 捧

 

 

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