☆規律☆

     立海大Var

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風紀委員もこれで五期目。もうすっかり慣れたもの。

例えば…

 

 

 

 

 

 

パアンッ!

 

 

 

 

 

 

うわぁっ!なんか今飛んできたんだけど!?しかもガム割れちまったよ〜」

 

このように教室内から吹き矢を的確に放つこととか。

 

うるさーい!丸井ブン太!校内でガムを食べながら歩くとはどーゆー了見かなっ!?」

「いや、それならお前の吹き矢のほうが問題だと」

 

 

 

 

 

 

 

すっぽんっ!!

 

 

 

 

 

やかましい。風紀の活動を妨害する気?」

「…な、トイレのすっぽんなんてどこに持って…」

しゃぁらっぷ。あーゆーあんだすたん?

「発音が究極的に悪いっすよ、先輩…しかも間違ってるっす。」

 

影の薄い風紀委員の後輩、が後ろから小さく声をかけてくる。

こう、余分な事をいつも言うのよ。

 

「あらぁ、。あんたもすっぽん頭に吸い付けられたいの?

 まぁジャッカル桑原ほど安定しないでしょうけど」

「…それ、ヒドイっす」

「賛同するぜ。

 

まったく、分からず屋は本当に疲れるわ…。

 

 

日々私はこの由緒正しく清廉な立海大付属中学の秩序を

たった一人で一生懸命に守っているというのに…

風紀違反が多い問題の部…男子テニス部がそれを阻むのよ!

 

実績があるからといって私は甘く見ないわよ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

、見回りに行くわよ」

「えぇっ!?今日もっすか?」

当たり前!風紀はほんの少しの気の緩みから乱れるの。

 毎日の指導が大事なのよ?」

「わ、分かりましたよ…。行けばいいんすよね」

 

を引き連れ(引きずり)やってきたのはもちろん男子テニス部。

 

と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くぉらーっ!!

「え…ぎゃぁーっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

どすっ!ずざあぁっ!

 

 

 

 

 

 

「せせっ、先輩!飛び…飛びっ…!一歩間違えば死にますよ!」

「何言ってんのよ。指導はいつでも全力で!

 これが私の生きる道!

全力すぎるっす!しかもちょっと昔の曲のタイトルみたいな事言わないでください!」

 

私が飛び蹴りをして吹っ飛んだ相手が起き上がるのを見て私はぴしっと指を差す。

 

「切原赤也!まだ部活時間中だっていうのにどこ行く気!?」

「いちち…ち、ちょっと他校の偵察に…」

「そんなモンは休みにやりなさいっ。」

 

そして私は…

 

むんずっ!

 

っと切原赤也の頭を掴む。

 

「くそう、この強固な髪が地毛でなければそれはもう

 バリカンでザックザック刈ってやるのに!!」

「先輩、それは男としてキツイっすよ。」

「煩い!あんたは私と切原赤也のどっちの味方なの!?」

「イエ、俺は第三者としての意見を述べたまでっす。」

 

煩いスパーン!っとハリセンでやっつけておいてと。

 

「あと頭髪指導は…仁王雅治ね!」

 

そう!あそこでふよふよ揺れてるケセランパセランヘア!

 

そろり…そろりと近づいて…。

 

必・殺!

 

 

バチィッ!!!

 

 

 

 

「な、何したんすか先輩ッ!?仁王先輩動かなくなったっすよ!

 ああっ、巻き添えで柳生先輩も!」

 

 

やれやれ、これくらいで驚いてもらっては困るわね。冬の自然現象・乙女の髪と肌の天敵、

静電気アタックよ。

 

 

「私ものっ凄い帯電体質なのよ。スタンガンだと思った?」

「音はそんぐらい凄かったっす。」

 

静電気の力を侮るなかれ、ってやつよ。

 

 

「何を騒いでいるんだ?」

「!!」

 

向こうからやってくるのは…柳蓮司と、副部長、真田弦一郎…!!

 

「赤也。また風紀に言われたのか。」

「お前はたるんどる。もっと自覚を持て。」

「……あのお二人は特に問題はないじゃないんですか?」

「いーえっ。監督不行き届きの罪があるのよ。ついでに…。

 真田弦一郎!!!!

 

 

 

 

 

すっぽぉんっ!

 

 

 

 

 

 

「ま、またすっぽんなんすか…。」

「帽子は部活時以外着用付加って毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回

 全校集会で言ってるにも関わらずっ!!貴様は部活前にも被ってやがっただろ!!」

先輩、毎回が多すぎて変な模様に見えて来たっす。」

 

 

他の風紀委員は真田弦一郎にだけはなぜか指導を行おうとしない。

まったく、本当に皆意気地がないんだから!

 

 

 

「こうなったら…皆まとめて奥の手を使うしかないようね。」

「せ、先輩まさか…。」

 

 

 

 

 

 

 

風紀委員的

 超 絶

指導ぉーーーーーっ!!

 

 

 

 

「…また随分と派手にやったそうだね。皆に泣きつかれたよ。」

「あんたが指導しないのが悪い。幸村精市に全ての原因はあるのよ。」

「あはは…従兄弟のよしみで許してくれないかな?」

無理!!…ほほう、風紀委員的超絶指導を食らいたいとな?

 私は今ここでお見舞いしても構わなくてよ!?」

「え、いや…すまない。苦労かける。」

「本当よ。早く復帰してきなさい。そしたらまとめて指導してやる。」

 

 

私の風紀委員としての仕事は、まだまだ終わりがないのです。

 

 

平和な立海大付属中のためにねっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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後足掻き

遅くなりましたが…立海大の規律が出来あがりました(笑)最近リトルエイドを見て

女版沢登…とか思ったり(爆)しかし今回は幸村と従兄弟だったとわ(笑)最後まで

月堂も知りませんでしたよ。そして風紀委員の道具に一つすっぽんが追加されましたね。

頭にすっぽんを張りつけたジャッカル…誰か絵に描いてくれないかな(笑)

今回は後輩君のが一番のお気にだったりします(笑)

 

THANKS 57000HIT!! 時風 楓サマ

     2005・12・25 月堂 亜泉 捧

 

 

 

 

 

 

 

 

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