さみしさ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−ゴチ−

 

 

「きゃんっ!?」

 

 

−ゴチン−

 

 

「〜〜〜〜っっ!!!」

 

 

何度頭を打ったか……やっぱり何年たっても慣れないもの……

暗闇…しかも夜に腹減ったりトイレしたくなった場合…一番の難点……

 

 

−ゴッチン―

 

 

「ぎゃんっっ!?!〜〜〜つぅううう〜……」

「……さっきから何してんのさ?……壁とぶつかり合い?」

 

額…ひりひり…そーいえばさっきから目的地につかないな…って思ってたけど…

俺ってもしかして……同じとこ歩いてたとか…?

あ、そーいえば…階段降りた気がしない…

 

「……ちょっと?恭介?聞いてる?もしかして頭の打ちすぎで更に馬鹿になった?」

「……う?…その声……海斗……??………どこ??」

「どこって……目を開けてから言ってくんない?」

 

手をふよふよさせて海斗を探すけど……どこにいるのかなんとなくしかわからない…

 

俺のピピピ反応って誠人のほうが正確……

…それに近いとどこなのかちょこっとしかわからなひ……

 

そんな俺の手を掴み歩き出す海斗…そっと目を開けると海斗は溜息…

 

「ま、恭介のことだからいつもどおりトイレしたくなったか食べ物食べたくなったか

 だろうけど…いい加減夜に壁にぶつかっていくのはやめなよね……。

 すっごいどすどすうるさいから……俺達が泊まりにこなかったらずっとやってるか

 恭さんに連れてかれてそうだけど…」

「うぅ……だって……暗ひ…んで……どよどよどよ〜〜〜……」

 

薄目にしてもよくわかる…

昼間と違ってすっごく暗くて…どよ〜んってしてて…

…学校の夜みたいで……

これ…何年たってもやっぱり慣れない!!絶対なれない!!

 

俺が震えてると海斗が立ち止まり頬掴み始めた…

 

「ん!?ふぁ?ふぁひ?(※うゎ?なに?)」

「ついたからさっさとしてきてよ?兄貴がもし起きて誰もいなかったらどうするのさ…」

「うん!いってきます〜……」

 

よろよろっとしながら用をすまし出ていくと海斗は携帯をいじりながら顔を真っ赤に

していた…海斗がこんな顔してるってことは…恋人かな?

 

「海斗??恋人から???……顔真っ赤だぞ…?」」

「んな!?な、な、なに言って…!?そ、そんなのいるわけないやろ!?

 …そ、そう!酒飲んだからや!」

「海斗って…酒弱かったっけ??兄ちゃんと慶兄の次に強いぞ??……ふぁ〜あ…」

 

海斗が慌てながら俺を部屋まで連れていきながら「気のせい」って何度も言われ

ベッドにもぐる…なんか物足りないような寂しい感じがなんかする…

 

いつも隣にいるはずの人は今日はバイトの人と飲み会で断れなくて

泊まりはダメだったから海斗と凪っちにきてもらったけど…

やっぱりなんか変な気分……兄ちゃんとでもなんか違う感じ…

 

…海斗もなんとなく寂しそうだけど……

 

「ん?な、なに??」

「んっとな…海斗…なんか寂しそう……なぜなぜ??」

「は??べ、別にさみしくなんてないって……ほ、ほら!!早く寝なよね??」

 

海斗は頭を撫でると俺と凪の手を握って目を瞑った…

明日、起こしにきたとき見せびらかせるためとか言ってたけど…

なんのことかちんぷんかんぷん……

 

 

 

 

明日には…この気持ち…治るのかな…??

とりあえず…今は……

 

 

 

 

 

 

「おやすみなさい……誠人……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

END

 

 

 

 

 

 

 

 

 

========================================

御礼文

わぁぁ!可愛らしい恭介くんですよぉ〜!!海斗君も出てきて美味しさ2割増です!

素敵な文を頂いてしまいましたですよ!!誠人と緑風をにやつかせときます(笑)

ありがとうございました〜!!

   月堂 亜泉

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送