人を盲目にさせるのは、何でなんだろうねぇ?
不思議な力、あるのかな?
好きだから、盲目。
「すいません、遅れました!」
部室のドアを勢い良く開けて入ってきたのは、青学三年、 。
青学男子テニス部マネージャーをしている。
「珍しいにゃー、ちゃんが遅刻なんて。」
「そうだな、何かあったのか?」
「ちょっと…事情があってね。ごめんなさい。」
菊丸と手塚が尋ねると、逃げるようにして支度を始める。
「いったい何があったんすかね、先輩。」
「あれは、恋愛トラブルだな。」
「「「「恋愛トラブル!?」」」」
極端な反応が返ってくる。
何も言わなかった手塚、越前、海堂も微細ながら反応を示す。
(やっぱり皆狙いか…。データに加えておかなくてはな。)
なんて乾が考えてた事は、神と乾のみぞ知るとこ。
「どういう事にゃのっ、乾!」
「告白をした、もしくはされたという確率が72.2%中でも、告白された確率の方が
高いな。」
「ふぅん、なるほどね。」
不二が微笑む。が見る人は、不思議な畏怖を覚えたとか。
「オレの先輩を彼女にしようなんて、ずうずうしい奴がいたんだ。」
リョーマがごく当然の様に言う。不遜な1年だ、と誰もが思うだろう。
「いつから先輩が越前の物になったんだ?ああ?」
ギリギリと越前の首をしめる桃城。
「痛いっす、桃先輩。」
「いいよ、桃。そのまま殺っても☆」
((((殺るって…怖え!!!!!))))
いつもはバラバラな部員の気持ちがこういう時だけ一つにまとまる。
最恐不二周助。その名は実にぴったりだ。
「でも、誰か他の男にちゃんが盗られるのはやだーっ!!」
「そうだよね、いつ誰が告白してくるか分からないし…。」
河村の言葉で、ピンと来たものがあったのは大石。
「告白を阻害すれば良いんじゃないかな?」
(((((密かにブラックや、オカン!!)))))
「その案は意外といいかもね。ふふ…僕、その案のった。」
「…不二君?」
「何?」
「…菊丸君?」
「にゃに?」
「……なんで一緒にいるの?」
不二と菊丸ががっちりとの両側をガードしている。
「嫌だにゃー、ちゃんが好きだからに決まってるっしょ?」
「ふふ…言うまでもないよね。」
「…あの…さ…変だよ?皆。」
「「皆?」」
が指を差した方には、見事にメンバー勢ぞろい。
「今日は僕と英二の番だよ?これはあみだくじで公平に決めただろう?」
「どこが公平なんすか!!その後にじゃんけんだとか言って!!」
「てめえがじゃんけん弱いだけだろ。」
「うっせ、黙ってろマムシ!!」
「大石、にゃんで邪魔するのさーっ!!」
「いや…だってな…色々あるんだよ。」
「あっ!!」
「どうしたの、タカさん。」
「が…いないよ。」
さっきまでそこにいたの姿が、忽然と消えている。
「ちょっと待て、乾もいないぞ…。」
「ひょっとして、乾が告白したヤツとか!?」
「だからされた確率が高いって言ってたのかもしんないっすね。」
皆は慌ててと乾の姿を探した。
学校の中庭。
そこに、の姿があった。
「…と言う事なんで…ゴメンナサイ。」
頭を下げる。
「…何となく、分かってましたから…それじゃあ、失礼します。」
相手が去ると、は深くため息をついた。
「断ったのか、。」
「あ、乾。…うん、やっぱり受けられないよ。」
「そうか。」
「ねえ乾、ホントに皆へこの事言ってないでしょうね??」
「ああ…。」
乾の眼鏡がきらりと光る。
「が、女子に、告白されたとは言っていないぞ。」
「…そんなに強調して言わないでくれる?ちょっと寂しくなるから。はぁ…。」
自分がテニス部レギュラーの全員に好かれている事も知らず、大きくため息をつく。
(この事を知ったら、皆はどう反応するのか…データ、とってみたいな…。)
レギュラー陣は真実も、乾の思惑さえも知らず、
を探しつづけた…。
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後足掻き
さよなら。
いや、もうホントにゴメンナサイ。逆ハー苦手じゃあああっ!!!
ホントダメです。話にならない。ぐちゃぐちゃです、ハイ。ああもう…とくに青学は人数
が多いので更に難しい…ルドなら出来る(汗)頑張りますよ、修行せねばですね…。
2003・1・15 月堂 亜泉 捧
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